こんにちは。きもの風雅 -Kimono & Me-のたくゆきです。
夏が近づくと、花火大会や夏祭りなど、浴衣を着て出かける機会が増えてワクワクしますね。お気に入りの浴衣を着て、いつもとは違う特別な自分を演出したいと思うのは当然のこと。でも、いざ着替えて鏡の前に立ったとき、「あれ?なんだか顔だけ浮いている気がする……」「普段通りのメイクだと、浴衣の華やかさに負けて地味に見えてしまう」と悩んだことはありませんか。せっかくお洒落な浴衣を身にまとっても、メイクとのバランスが崩れてしまうと、全体の印象がどこかちぐはぐになってしまうものです。
浴衣を着るときは、普段の洋服とは異なる「和装ならではの引き算と足し算のバランス」が必要になります。さらに、あなたの生まれ持った肌の色や瞳の色を引き立てるパーソナルカラーを意識することで、驚くほど自然で上品な和装美人に仕上がるのですよ。イエローベースのイエベ、ブルーベースのブルベといった肌タイプに合わせて、浴衣メイクのカラーを丁寧に選ぶだけで、お肌の透明感がグッと引き立ち、夕方からの薄暗い明かりの中でもパッと華やかに映える顔立ちを手に入れることができます。今回は、それぞれの肌タイプに寄り添った最適な色の選び方から、夏の暑さにも負けないテクニックまで、私の経験を交えてじっくりとお伝えしますね。
この記事を読めば、以下のポイントがすっきりと理解できますよ。
- イエベとブルベそれぞれに抜群に似合う浴衣メイクのカラー選び
- 和装ならではの上品さを引き立てるセミマットなベース作りの手順
- 一重や奥二重の目元を涼しげで魅力的に見せるアイメイクのコツ
- 夏の強い日差しや汗に負けず夕方まで綺麗な状態をキープする秘訣
それでは、あなたの浴衣姿を何倍も魅力的に引き立てる特別なメイク術について、詳しく見ていきましょう。

イエベやブルベに似合う浴衣メイクの基本
浴衣を綺麗に着こなすためには、まず和装メイクの基本ルールを知ることが大切です。普段の洋服に合わせるメイクとは、目指すべき肌の質感やパーツの強調の仕方が少し異なるのですね。ここでは、イエベやブルベといった肌タイプに関わらず、すべての人が和装美人になるために守りたい基本的なメイクの土台について解説します。まずはベース作りや目元の基本について整理していきましょう。
和装を引き立てるベースメイクはセミマット
浴衣メイクにおいて最も重要な土台となるのがベースメイクです。普段のメイクではツヤ感をたっぷり持たせた水光肌や濡れツヤ肌が人気ですが、浴衣を着るときにツヤを強く出しすぎると、夏の暑さや湿気と相まって、単なるテカリや汗だくの肌に見えてしまう危険性があります。一方で、完全にツヤを消し去ったマットすぎる肌は、重たい印象を与えてしまい、涼しげな浴衣の雰囲気と調和しません。そこで目指すべきなのが、上品な陶器のような質感のセミマット肌なのです。
セミマット肌は、程よい素肌感を残しつつ、表面はサラリと整った知的な印象を与えます。和装はもともとフラットで端正な美しさを重視するため、ベースメイクも均一で滑らかな質感が最も美しく映えるのですよ。厚塗りを避けるために、下地とファンデーションは極力薄く伸ばし、カバーしたい部分はコンシーラーでピンポイントに重ねるのが鉄則です。仕上げには、きめの細かいルースパウダーを丁寧にはたき、触るとサラサラの質感にしておきましょう。
また、浴衣を着る日は首元やうなじが大きく開くため、顔だけ白浮きしてしまうのを防ぐ必要があります。ファンデーションの色を選ぶ際は、首の色とのつながりを意識して、少しナチュラルなトーンを選ぶのがおすすめですよ。うなじまで薄くパウダーを仕込んでおくことで、後ろ姿まで抜かりのない、涼しげな湯上がりのような色気を演出することができます。
浴衣姿に合わせる涼しげな切れ長目元の作り方
普段のメイクでは、アイシャドウやマスカラを駆使して目を丸く大きく見せる「縦幅重視」のメイクが主流かもしれませんね。しかし、浴衣を身にまとったときにそれをそのままやってしまうと、どこか幼い印象になったり、和装の粋な雰囲気とぶつかってしまったりすることがあります。浴衣メイクの目元は、横幅を意識した切れ長で涼しげな目元を目指すのが正解ですよ。
切れ長に見せるためには、アイラインの引き方にコツがあります。目頭から目尻にかけて細くラインを引き、目尻のカーブに沿って数ミリ程度すっと横に流すように引くことで、涼やかで知的な大人の色気が生まれます。このとき、跳ね上げすぎず、自然に流すイメージを持つことが大切です。マスカラも、まつ毛を根元からグイッと立ち上げて扇状に広げるのではなく、毛先に向かってスッと抜けるように塗り、目尻側のまつ毛に少し多めに重ねることで、横方向への美しい流れを作ることができます。
アイシャドウも同様に、目尻に向かってグラデーションが濃くなるようにのせることで、自然な陰影と切れ長感を強調できます。和装の目元は、盛りすぎずに「引き算」を意識した方が、浴衣の持つ凛とした美しさが引き立ちますよ。ラメは粒の大きなギラギラしたものではなく、上品に煌めく繊細なパールタイプを選ぶと、夜の花火大会の光にも美しく反射して素敵です。

ほんのり血色感をプラスするチークの入れ方
浴衣メイクにおけるチークは、主役ではなく「影の立役者」として捉えるのが上品に仕上げる最大の秘訣です。洋服のメイクのようにチークを丸く元気よく入れてしまうと、浴衣のしとやかな雰囲気から浮いてしまい、子供っぽい印象を与えてしまうことがあります。和装でのチークの役割は、あくまでお肌に健康的な生命感と、お風呂上がりのような「ほんのりとした上気感」をプラスすることなのですよ。
そのため、チークをのせる位置は普段よりもやや低め、放置される外側を意識するのがおすすめです。頬の最も高い位置からこめかみに向かって、楕円を描くように薄く広くぼかしていきましょう。こうすることで、顔の余白が自然に埋まり、すっきりとした大人っぽい小顔効果も期待できます。使う量も「ちょっと物足りないかな」と思うくらいで十分です。大きめのブラシに粉を含ませたら、必ず一度手の甲やティッシュの上で余分な粉を落としてから、肌をなでるように優しくのせてくださいね。
また、チークの色選びは、後ほど詳しくお話しするイエベ・ブルベの肌タイプに合わせることはもちろん、その日に着る浴衣や帯の色ともリンクさせると、全体に素晴らしい統一感が生まれます。もし浴衣に赤やピンクといった血色感のある色が使われているならその色に合わせ、紺や紫などの寒色系であれば、肌の透明感を引き出すラベンダーやソフトなローズ系のチークを選ぶと、お顔全体の透明感が劇的にアップしますよ。
チークのポイント:
・丸く入れず、頬の外側に向けて楕円状に広く薄くぼかす。
・発色は「ほんのりとした血色感」に留め、メイクの主役にしない。
・浴衣や帯の色に含まれる暖色系のニュアンスをチークにも取り入れる。
浴衣の柄と色味を合わせるリップの選び方
和装メイクは、ベースや目元、チークで引き算を意識する分、リップ(口元)には適度な存在感を持たせて全体のバランスをキュッと引き締めるのが美しいとされています。浴衣は洋服に比べて生地の面積が広く、柄も華やかなものが多いため、口元がヌーディーすぎると顔全体がぼやけてしまい、浴衣の強さに負けて疲れ顔に見えてしまうのですね。そのため、リップは発色が良く、お顔の印象をハッキリと引き立ててくれる色を選ぶのが正解です。
リップを選ぶときの最も簡単な垢抜けテクニックは、浴衣の柄や帯に使われている色をそのままリップに持ってくることです。たとえば、紺地の浴衣に赤い金魚の柄が描かれているなら、朱赤やクラシックなレッドのリップを合わせる。白地に紫のアジサイ柄なら、プラムやベリー系のシアーなリップを選ぶといった具合ですね。このように色をリンクさせることで、コーディネートとしての完成度が格段に上がり、まるでお洒落な着物上級者のような佇まいになりますよ。
また、質感の選び方も重要です。和装には、上品なツヤを持つリキッドルージュや、ほんのりとしたセミマットなリップがよく似合います。グロスを唇全体にたっぷり塗ったツヤツヤすぎる唇は、和のしとやかさとは少し相性が悪いため、グロスを使う場合は唇の中央に点置きして立体感を出す程度に留めるのがコツです。さらに、お祭りや花火大会では飲食をする機会も多いため、色が落ちにくいティント処方のものや、リップライナーで輪郭をハッキリ描いてから口紅を重ねる方法をとると、綺麗な発色が長持ちして安心ですよ。
浴衣メイクでイエベとブルベが垢抜けるコツ
ここからは、いよいよパーソナルカラーに焦点を当てていきましょう。イエベ(イエローベース)とブルベ(ブルーベース)では、お肌を最も美しく健康的に見せてくれる色彩設計が全く異なります。自分の肌のアンダートーンに調和するコスメを選ぶことで、浴衣姿の魅力が何倍にも跳ね上がるのですよ。イエベ春・イエベ秋、ブルベ夏・ブルベ冬の4つのタイプ別に、似合う浴衣の色と、その浴衣に合わせるべき具体的なメイクカラーを詳しく紐解いていきましょう。
イエベ春に似合う華やかなコーラル系カラー
イエローベースの中でも、春のポカポカとした陽気を感じさせるイエベ春(スプリング)タイプの方は、明るく澄んだ、キラキラとした瞳と健康的なツヤ肌が特徴です。お肌に黄みを含み、明るいトーンを持っているため、くすみのないクリアで暖かみのある色が抜群に似合います。浴衣を選ぶ際も、ミルキーイエロー、コーラルピンク、ミントグリーン、明るいベージュなど、お顔がパッと華やぐ明るいパステル調の暖色系が非常におすすめですよ。
そんなイエベ春の方の魅力を引き出す浴衣メイクは、コーラルやアプリコット、フレッシュなオレンジを基調とした、多幸感溢れる華やかなスタイルです。アイメイクには、暖かみのあるライトブラウンやゴールドベージュをベースに仕込み、目尻や涙袋にシアーなコーラルピンクをのせると、イエベ春さん特有のうるんだ瞳がさらに輝きます。アイライナーやマスカラも、漆黒ではなく明るいブラウンやキャメルを選ぶことで、優しく親しみやすい雰囲気をキープできますよ。
チークは、お肌に溶け込むようなコーラルピンクやピーチカラーをセレクト。頬に丸くふんわりのせて、持ち前のフレッシュさを引き立てましょう。リップには、ツヤ感のあるコーラルオレンジやアプリコット、あるいは明るい朱赤を合わせてみてください。イエベ春さんはマットな質感よりも、透明感のあるジューシーなツヤが得意なので、シアーな発色のリップティントで仕上げると、夏の陽射しに映えるピュアで愛らしい和装美人の完成です。

イエベ秋を彩る深みのあるテラコッタ系カラー
イエローベースの中でも、実りの秋やシックな紅葉を連想させるイエベ秋(オータム)タイプの方は、深みのある落ち着いた肌トーンと、吸い込まれるようなダークブラウンの瞳が魅力です。大人っぽく都会的な雰囲気を持っており、くすみ感のあるリッチで温かい色が得意です。浴衣を選ぶなら、レンガ色(テラコッタ)、マスタードイエロー、深みのあるオリーブグリーン、キャメル、あるいは深いマスタードなど、ヴィンテージ感漂う落ち着いた色彩がぴったりですよ。
イエベ秋の方の魅力を最大限に開花させるメイクは、テラコッタやコッパーゴールド、ブロンズといった、ゴージャスで深みのあるアースカラーを駆使した大人の浴衣メイクです。アイシャドウには、シックなゴールドベージュをアイホール全体に広げ、二重幅や目尻に向かってテラコッタやカーキをグラデーションでのせていきます。ラメをのせるなら、大粒のものではなく、細かいゴールドパウダーがきらめくピグメントを選ぶと、夜の屋台の灯りの下で息をのむほど妖艶な目元を演出できます。
チークは、ベージュやヌードオレンジ、あるいはくすんだウォームアプリコットを頬の外側から斜めに入れ、骨格を意識したシャープな仕上がりに。リップには、イエベ秋さんの大本命である深みのあるテラコッタ、ブラウニッシュオレンジ、あるいはダークなブリックレッドを合わせます。質感はややマット寄り、もしくはツヤを抑えたサテンのような仕上がりにすると、浴衣のしっとりとした質感と見事に調和し、知性と色気を兼ね備えた和モダンな美しさが際立ちますよ。
ブルベ夏に透明感を与えるラベンダー系カラー
ブルーベースの中でも、初夏に咲く紫陽花や霧雨のような優しくソフトな雰囲気を持つブルベ夏(サマー)タイプの方は、ピンクみを感じるキメの細かい肌と、涼しげで柔らかい瞳が特徴です。青みがかったパステルカラーや、くすみの効いた涼しげな中間色が得意です。浴衣を選ぶ際は、ラベンダー、スカイブルー、ベビーピンク、涼しげなミントブルーなど、清涼感のある上品なパステルカラーが非常によく似合いますよ。
ブルベ夏さんの透明感を限界まで引き出すメイクカラーは、ラベンダー、ローズピンク、モーヴといった、優雅で儚げな寒色ピンク系です。アイシャドウには、シアーなココアブラウンやモーヴピンクをまぶた全体にのせ、目尻にふわりとラベンダーを忍ばせることで、涼しげな目元を上品に演出できます。アイラインはブラックよりも、ソフトなグレーやココアブラウンを使うと、ブルベ夏さんの持つ優しい空気感とマッチしますよ。
チークは、くすみを一瞬で飛ばしてくれる淡いラベンダーピンクやシアーなローズをセレクト。頬の高い位置に薄く広くのせて、内側から透き通るような血色感を演出してくださいね。リップには、ソフトなローズピンクやプラム、あるいはジューシーなベリー系カラーを合わせます。イエベ系に比べて青みが効いたシアーな発色を選ぶだけで、お肌全体の白さがより一層際立ち、夏の夜風にそよぐ紫陽花のように可憐でエレガントな浴衣姿になります。

ブルベ冬を引き締める鮮やかなコントラストカラー
ブルーベースの中でも、冬の凛とした空気や鮮烈なコントラストをイメージさせるブルベ冬(ウィンター)タイプの方は、透き通るような黒髪、ハッキリとした瞳、そしてシャープでモダンな顔立ちが特徴です。非常に強くてクリアな色彩や、モノトーン、暗く鮮やかな色が得意です。浴衣を選ぶなら、深みのある濃紺(ロイヤルブルー)、真っ黒、鮮やかなフューシャピンク、エメラルドグリーンなど、モダンでビビッドな色合いがこの上なく映えますよ。
ブルベ冬さんの圧倒的な存在感を引き立てるメイクは、フューシャピンク、ロイヤルパープル、そして鮮烈なピュアレッドを使った、コントラストの効いたクールなスタイルです。アイシャドウはあえて色数を絞り、クリアなシルバーやアイシーホワイトをアイホールにのせてまぶたの透明感を演出し、アイラインに深みのあるネイビーやバイオレットを引いて目元をキュッと引き締めます。まつ毛は黒のロングマスカラですっきりと長く仕上げるのがおすすめです。
チークは極力抑えめにし、青みのある薄いピンクラベンダーをごく少量ぼかして透明感だけを残します。そしてメイクの主役には、濁りのない真っ赤なリップや、大人っぽいカシス、ベリーといったヴィヴィッドで深みのある色をセレクトしてください。質感はハッキリとしたツヤか、凛とした印象を与えるマットが良いでしょう。お顔立ちの美しさと鮮やかな浴衣のコントラストが調和し、凛としていてどこか都会的な、周囲の目を惹きつけるモダンな浴衣姿に変身できますよ。
一重や奥二重の目元をすっきり見せるアイライン
浴衣メイクをする際に、「一重や奥二重だから、カラーメイクをすると腫れぼったく見えてしまいそう……」と不安になる方も多いのではないでしょうか。実は、一重や奥二重のすっきりとした目元は、和装の切れ長で粋な雰囲気に最も似合う、最高の強みなのですよ。洋服のときのように無理に二重幅を作ったり目を丸く見せようとしたりするのではなく、元々持っているクールで上品な涼やかさを活かすメイクにシフトしてみましょう。
一重・奥二重さんの浴衣アイメイクの鍵は、「目尻のカラーライン」と「繊細なすだれまつ毛」です。アイシャドウは、まぶた全体に暖色を入れると腫れて見えやすいので、アイホール全体には肌なじみの良いヌードベージュやライトブラウンで自然な立体感を与えるだけにします。その代わりに、目尻のキワの三角ゾーンにだけ、浴衣の色とリンクさせたカラー(ネイビー、バーガンディ、深みのある紫など)を細くすっと引いてみてください。これだけで、腫れぼったさを一切出すことなく、横長で色っぽい印象的な目元が完成します。
また、まつ毛をビューラーで根本からしっかり上げてしまうと、まぶたの重みでカールがすぐに下がってしまったり、粘膜が見えてキツい印象を与えたりすることがあります。あえてカールは緩やかにし、毛先だけをすっと伸ばすようにマスカラを塗る「すだれまつ毛」にすることで、まぶたに伏し目がちになった瞬間の美しい影が生まれ、和装ならではの極めて魅力的な色香を漂わせることができますよ。ぜひ試してみてくださいね。
ヘアスタイルにも工夫を加えることで、さらに目元のすっきりとした印象が引き立ちます。顔まわりをすっきりとさせた「浴衣に似合うポニーテールアレンジ」などを合わせると、横顔のラインが美しくなり、切れ長メイクとの相乗効果で浴衣美人の完成度が格段に高まるかも。
夏の暑さでも夕方まで崩れないベースの仕込み
浴衣を着てお出かけする夏のイベントは、汗や皮脂、高い湿度との戦いです。どれほど美しく仕上げたイエベ・ブルベのカラーメイクも、ベースメイクがドロドロにヨレてしまっては台無しになってしまいますよね。特に大人世代の浴衣メイクでは、崩れた肌が清潔感を損なってしまうため、絶対にヨレないための徹底的な「仕込み」が必要です。ここでは、私が実践している「絶対に崩さないための3つのステップ」をご紹介します。
まず第1のステップは、スキンケアの段階で水分を十分に与えつつ、油分は控えめにすることです。メイク前に乳液やクリームを多く塗りすぎると、それが日中のヨレの原因になります。スキンケア後は、ティッシュで優しく顔全体を押さえ、余分な油分を取り除いてからベースメイクに入りましょう。そして、皮脂崩れ防止に特化した下地(テカリを防ぐ成分が含まれているもの)を、Tゾーンや小鼻まわりなど、特に崩れやすい部分に部分使いでしっかりと仕込んでおきます。
第2のステップは、ファンデーションの極薄塗りです。カバーしたい部分があると、ついファンデーションを重ねたくなりますが、厚塗りは崩れをさらに加速させます。顔全体にはごく薄く伸ばすだけに留め、気になるシミや色ムラはカバー力の高いコンシーラーをトントンと指先で叩き込んで隠しましょう。そして仕上げのルースパウダーは、パフでしっかりと肌に押し込むようにのせ、余分な粉は大きめのブラシで払い落としてくださいね。
第3のステップは、仕上げのフィックスミストです。すべてのメイクが終わったら、顔から少し離した位置からメイクキープ用のミストを顔全体に吹きかけます。手のひらで触らずにそのまま自然乾燥させることで、メイクがお肌にピタッと密着し、汗をかいてもビクともしない強力な保護膜が作られます。お直しの際も、汗をかいたらこすらずにハンカチで優しく押さえるだけにしてくださいね。
メイク崩れ対策の注意点:
・お直し用のルースパウダーと、目元のヨレをすぐに修正できる綿棒はバッグに必ず入れておきましょう。
・汗を拭くときは「こする」のではなく「上から押さえる」のが鉄則です。
夏の暑さに負けず、快適に浴衣での散策を楽しむための準備や着付けのコツについては、「浴衣で夏祭りへ!初心者でも安心な着こなしと準備の完全ガイド」でも詳しく解説していますので、お出かけ前にぜひチェックしてみてください。
自分に合う浴衣メイクでイエベやブルベを輝かせよう
パーソナルカラーに合わせた色の選択、そして和装ならではの引き算を意識したメイクを取り入れることで、あなたの浴衣姿は格段に見違えます。イエベ春さんはキュートで暖かみのあるコーラル、イエベ秋さんは深みがあって大人っぽいテラコッタ、ブルベ夏さんは涼しげで上品なラベンダー、ブルベ冬さんは凛としたコントラストが光るヴィヴィッドカラー。それぞれの美しさが、浴衣という特別な衣装を通して最大化されるのを実感できるはずですよ。
近年では、どこか懐かしくもお洒落なレトロスタイルも人気を集めています。さらに個性的な着こなしに挑戦したい方は、「浴衣は大正ロマン風が可愛い!レトロモダンな着こなしガイド」を参考にして、ヴィンテージライクなリップカラーなどを合わせてみるのもとても面白いかもしれませんね。
メイクは自分自身を輝かせ、楽しむための魔法です。いつもと少し違う自分に出会える浴衣の日に、ぜひ今回ご紹介したイエベ・ブルベ別のメイクテクニックを活用して、忘れられない夏の思い出を作ってくださいね。涼やかなベースとこだわりのカラーメイクで、自信を持って夏のお出かけを楽しんできてください。
免責事項・注意事項:
本記事でご紹介したベースメイクの崩れ防止対策や化粧品の選定は、一般的な肌質に基づいた推奨となります。肌荒れやアレルギーの心配がある方は、事前に目立たない場所でパッチテストを行い、最終的な使用判断はご自身で行ってください。また、各製品の正しい使用方法や最新の肌トラブル対策などの正確な情報は、メーカー公式サイト等をご確認いただくようお願いいたします。
(出典:資生堂「Beauty Journey」)







