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浴衣に合う髪型で魅せる!自分でできる簡単ヘアアレンジ

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浴衣に合う髪型で魅せる!自分でできる簡単ヘアアレンジ

こんにちは。きもの風雅 -Kimono & Me-のたくゆきです。

夏の大きなイベントといえば、やっぱり花火大会やお祭り、夕涼み会ですよね。せっかくお気に入りの浴衣を着るなら、髪型にもとことんこだわりたいところ。浴衣姿全体の印象の8割はヘアスタイルで決まると言っても過言ではないほど、髪型は重要な要素なのです。でも、「自分でアレンジするのは難しそう」「どんな髪型が浴衣に似合うのか分からない」「せっかくセットしたのに途中で崩れたらどうしよう」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。普段の洋服とは違って、浴衣は首元やうなじがすっきりと露出するため、髪型が全体のバランスに与える影響がとても大きいのですよ。

そんなあなたのために、今回は自分で簡単にできて、しかも一日中崩れにくい「浴衣に合う髪型」を徹底的に解説します。ショートやボブの短い髪から、ミディアム、ロングヘアまで、それぞれの髪の長さを最大限に活かしたおしゃれで大人上品なヘアアレンジをたくさん集めましたよ。少しのコツと準備さえ知っておけば、セルフでもまるで美容室でセットしたかのような、こなれ感たっぷりの仕上がりにすることができます。この記事を読めば、浴衣姿をもっと華やかに、自信を持って楽しむことができるようになりますから、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

この記事でご紹介する大切なポイントは、以下の4つです。

  • 髪の長さ別に最も浴衣が美しく引き立つトレンドのアレンジを知ること
  • 崩れにくくするために必要な事前のコテ巻きとスタイリング剤の仕込み方
  • セルフでも簡単におしゃれ見えするくるりんぱやねじり留めの基本手順
  • 和装ならではの艶感を出すヘアオイルの使い方と浴衣を引き立てる髪飾り選び
目次

浴衣に合う髪型でおしゃれに決める基本

浴衣姿をワンランク上に格上げするためには、まず「浴衣に合う髪型」の基本的な考え方を知っておくことが大切です。普段の洋服に合わせるヘアスタイルと和装のヘアアレンジでは、実は注目されるポイントや美しく見えるバランスが大きく異なります。和装ヘアの基本は、なんと言っても「清潔感」「上品さ」そして「うなじの美しさ」を引き出すことにあります。これらを意識するだけで、全体の雰囲気がガラリと変わり、大人っぽく魅力的な佇まいに仕上がりますよ。また、浴衣の柄や色(古典柄、モダン柄、レトロポップ柄など)に合わせて髪型のテイストを揃えることも、全体を調和させるための重要なテクニックです。ここでは、どのような点に気をつければ浴衣に映える髪型を作ることができるのか、具体的なアプローチから分かりやすくお話ししていきましょう。

浴衣は直線的なシルエットを持つため、髪型に少しの曲線(ウェーブやふんわりとした丸み)を加えることで、女性らしくて柔らかな印象を引き立てることができます。しかし、ただボサボサとほぐしすぎると、和装の凛とした美しさが損なわれてしまうことも。そのため、「きっちりまとめる部分」と「ふんわりと崩す部分」のメリハリをつけることが、浴衣ヘアをおしゃれに見せる最大の基本ルールとなります。髪型全体にしっかりとした艶感を持たせ、アホ毛や浮き毛をきれいに抑えるだけでも、品格が格段にアップしますよ。自分自身の髪質や顔立ちに似合うバランスを意識しながら、和装にふさわしい特別な美しさを表現していきましょう。

髪の長さ別に魅せるアレンジの選び方

浴衣姿で鏡の前に立ちヘアスタイルを整えている上品な日本人女性のイラスト

浴衣に合う髪型を選ぶときに、まず考えたいのが自分の「髪の長さ(レングス)」とのバランスです。短いショートやボブヘアの方と、長さのあるミディアムやロングヘアの方では、それぞれに得意とする見せ方やアレンジの引き出しが異なります。例えば、ショートやボブヘアの場合は、無理にすべてをアップにまとめようとするのではなく、顔周りをすっきりと見せたり、サイドにタイトな流れを作ったりする「引き算の美学」がよく映えます。無理のないアレンジだからこそ、軽やかでモダンな印象を与えることができるのですね。短い髪でも、前髪のあしらいやサイドのねじり方次第で、非常にバリエーション豊かな表情を作ることができます。

一方で、肩より長さがあるミディアムやロングヘアの場合は、浴衣の醍醐味である「襟足(うなじ)を見せるアップスタイル」や、優雅な毛流れを活かした「編みおろしスタイル」など、選択肢が非常に豊富になります。大切なのは、浴衣を着たときの首回りのすっきり感と、髪型全体のボリューム感のバランスを取ることです。背中や首元がすっきりと開いている浴衣は、少し高めの位置でボリュームを出したり、あえて低めの位置で落ち着いたシニヨンを作ったりすることで、首ラインが非常に美しく、細見えする効果も期待できるのです。自分の髪の長さに合ったアレンジの基本パターンを知り、その中から当日の浴衣のテイスト(古典柄、モダン柄、レトロ柄など)に合わせてヘアスタイルを選んでいくと、全体がちぐはぐにならず、統一感のあるおしゃれを楽しむことができますよ。

さらに、顔の形(丸顔、面長、ベース型、逆三角形)に合わせた似合わせのコツもあります。丸顔さんはトップに少し高さを出して縦のラインを強調し、面長さんはサイドにボリュームを持たせて横のラインを意識すると、全体のバランスが驚くほど整います。ベース型さんは顔周りにおくれ毛をふんわりと残してフェイスラインを和らげ、逆三角形さんはあごのラインにボリュームがくるような低めのまとめ髪にすると、シャープな印象が和らぎ優しげな雰囲気が引き立ちます。こうした少しの工夫を取り入れるだけで、どんな長さの髪でも、あなたに最も似合う浴衣姿を完成させることができますよ。

ショートやボブはタイトな耳かけでモダンに

「髪が短いから、浴衣用のヘアアレンジなんてできないかも……」と諦めているショートやボブのあなた、そんなことはありませんよ。実は、短い髪だからこそ出せる、ヘルシーで洗練されたモダンな魅力があるのです。浴衣にショートやボブを合わせる際のおすすめは、ヘアオイルを贅沢に使った「タイトな耳かけスタイル」です。髪全体にウェットな質感を持たせることで、和装にふさわしいしっとりとした艶が生まれ、それだけで一気に垢抜けた印象になります。耳元や首回りが露出することで、浴衣の持つ涼しげな美しさが最大限に発揮されるのですよ。

具体的な手順としては、まずヘアオイルや柔らかめのワックスを手のひらにしっかり伸ばし、髪の内側から手ぐしを通すようにして全体になじませます。次に、片側または両側のサイドの髪を耳の後ろへすっきりと流し、タイトに抑えます。耳にかけることで顔回りがぱっと明るくなり、浴衣の襟元もすっきりと見せることができます。このシンプルの極みとも言えるスタイルに、大きめの耳飾り(大ぶりのイヤリングやピアス)や、耳の上にさりげなく飾る小ぶりのかんざしやヘアクリップを合わせると、大人の女性ならではのスタイリッシュでレトロモダンな浴衣姿が完成します。耳にかける側の反対側の髪を少しふんわりと動かして、アシンメトリー(左右非対称)なシルエットを作ると、さらにこなれ感がアップしますよ。

また、前髪のあしらいも重要です。シースルーバングにして軽さを出したり、あえて前髪を斜めにタイトに流して額をすっきりと見せたりするだけで、清潔感が格段に向上します。毛先をほんの少し外ハネにスライドさせるように巻いておくと、アクティブで若々しい可愛らしさもプラスできますね。短い髪をピンで留める際は、ピンを隠すように留めるのが基本ですが、あえてゴールドやシルバーの可愛いアメピンを並べて留めて「見せる飾りピン」として活用するのも非常におしゃれです。無理に髪をアップにまとめて崩れてしまう心配をするよりも、ショートやボブの持つ軽快なラインを活かし、ウェットなツヤと小粋なアクセサリー使いで勝負する方が、現代的でセンスの光る浴衣美人になれること間違いなしです。

ミディアムはトレンドのカチモリヘアがおすすめ

ミディアムヘアを低い位置でお団子にしあえてツンとした毛先を残したトレンドのカチモリヘアのイラスト

ミディアムヘアは、アップにするにも下ろすにも絶妙な長さで、今とても人気のあるレングスです。そんなミディアムヘアの方に今年ぜひ挑戦してほしいのが、トレンドの「カチモリヘア」です。カチモリとは、お団子を作った際に、あえて毛先をきれいにまとめ込まず、ツンツンと外側につまみ出すように残す韓国発祥のスタイルのこと。これが実は、浴衣の持つ古典的な雰囲気と絶妙にマッチして、非常に今っぽくこなれた和モダンな仕上がりになるのですよ。お団子ヘアのかっちり感の中に、あえて残した毛先が遊び心と軽やかさを加えてくれるため、おしゃれ感度が非常に高いアレンジです。

作り方は驚くほどシンプルです。まず、低い位置(盆の窪のあたり)で髪をひとつにまとめ、ゴムで結ぶ最後のステップで毛先を抜ききらずにループ状のお団子を作ります。このとき、残した毛先が上や横を向くように調整するのがポイントです。残した毛先にヘアオイルやハード系のワックスを少量馴染ませ、指先でつまむようにして束感を持たせてシャープに散らします。そして、お団子の根元やトップの髪をほんの少しずつつまんで引き出し、ふんわりとした柔らかさをプラスします。このとき、毛先まで引き抜いてしまわないように注意してくださいね。低い位置でまとめることで、大人っぽく上品な落ち着きをキープしつつ、飛び出した毛先がアクティブでおしゃれなアクセントになってくれます。

ミディアムヘアでカチモリを作る際のポイントは、前髪やおくれ毛とのバランスです。お団子と毛先をタイトかつシャープに仕上げる分、顔周りにはアイロンでゆるく巻いたおくれ毛をほんの少し残してあげることで、女性らしい柔らかさをプラスできます。前髪は少し薄めに仕上げて束感を持たせると、全体のスタイリッシュなテイストと非常によく合います。浴衣を着るときに、「定番のまとめ髪は飽きてしまったな」「少しエッジの効いた最新のおしゃれを楽しみたいな」と感じているミディアムヘアのあなたに、ぜひ試していただきたい最旬のスタイルです。

ロングは低めシニヨンで上品なうなじ見せ

ロングヘアの特権といえば、やはりボリューム感のある華やかなアップスタイルですよね。浴衣に合わせるロングヘアのアレンジとして、時代を超えて愛されている王道スタイルが「低めシニヨン(お団子)」です。うなじがすっきりと露出するシニヨンは、浴衣の後ろ姿を最高に美しく、色っぽく見せてくれる効果があります。黒髪やダークトーンの髪色でも、低めシニヨンなら重たくならず、凛とした上品な日本美人のオーラを放つことができますよ。大人っぽいエレガントな雰囲気を演出したい時には、このスタイルに勝るものはありません。

自分で上品なシニヨンを作るには、少し工夫が必要です。ただ低い位置でお団子にするだけでは、どうしても所帯じみた雰囲気になってしまったり、重力でだらしなく下がってしまったりしがち。そこで、こなれ感を出すためのプロセスを取り入れましょう。まず、髪を低い位置でひとつに結んだら、毛束をふたつに分けてねじり合わせ(ロープ編み)、それを結び目にぐるぐると巻き付けてお団子にします。ロープ編みを挟むことで、お団子自体に立体的な凹凸ができ、ピンで留めたときにも格段に崩れにくくなります。お団子をUピンやアメピンで数箇所しっかりと固定したら、全体のバランスを見ながら、トップやお団子の表面の髪を細く引き出してほぐします。ほぐす際は、一気に引き出すのではなく、爪の先で数本の毛束をつまむようにして、ミリ単位で引き出すのが美しく仕上げるコツです。

さらに応用として、サイドの髪を三つ編みや編み込みにしてから後ろのお団子に巻き付けると、さらに凝ったデザインになり、横顔の美しさも引き立ちます。お団子を留めるアメピンは、地肌の髪とお団子の端の髪をしっかりと噛み合わせるように、垂直に挿してからお団子の中心に向かって押し込むように留めると、少ないピンの数でも驚くほど頑丈に固定できますよ。最後に、お団子のすぐ上の位置やサイドに、浴衣の色柄に合わせたかんざしやフラワーモチーフのコサージュを挿せば、ため息が出るほど上品で華やかな後ろ姿の出来上がりです。ロングヘアならではの豊かなボリュームを活かして、優雅な大人の佇まいを演出してみませんか。

髪飾りの選び方で華やかさをさらにアップ

ヘアアレンジが完成したら、仕上げの魔法として欠かせないのが「髪飾り(ヘアアクセサリー)」です。どれだけ綺麗に髪を結い上げても、そこに素敵な髪飾りがひとつあるだけで、華やかさは何倍にも膨らみます。特にセルフアレンジの場合、多少の崩れやピンの露出をカバーしてくれるという実用的なメリットもあるののですよ。髪飾りを選ぶときは、浴衣の地の色、あるいは帯や小物の色の中から「1色」を拾って合わせると、全体にまとまりが出て非常におしゃれに見えます。浴衣の柄に使われている色と同系色の髪飾りを選ぶのが、失敗しない基本のコーディネート術です。

最近のトレンドとしては、伝統的な「かんざし」だけでなく、大きめの「リボン」や「シュシュ」、あるいはホールド力の高い「バンスクリップ」などを和装にミックスするスタイルが大人気です。古典的な浴衣にシフォン素材のふんわりとしたシュシュを合わせたり、レトロな柄の浴衣に大きなベロアリボンをあしらったりすることで、和洋折衷のモダンな可愛らしさを表現できます。また、小さめのパールピンやドライフラワーを散りばめるスタイルも、上品で可憐な印象を与えるためおすすめです。特に、髪飾りの素材感に注目するのも面白いですよ。夏の浴衣には、ガラス素材の涼しげなかんざしや、クリア素材のバンスクリップ、軽やかなレースのリボンなどが季節感にぴったりマッチします。

お気に入りの浴衣に合わせるアイテムが決まったら、次に気になるのは着付けですよね。こちらの浴衣の着付けセットのおすすめ購入店舗の記事もぜひ参考にしてみてください。髪型だけでなく、着付けや全体のコーディネートもしっかり準備しておくことで、当日は一ミリの妥協もない完璧な浴衣美人としてお出かけすることができますよ。素敵な髪飾りと美しい浴衣姿で、周囲の視線を独り占めしてしまいましょう。

浴衣に合う髪型を自分で作るセルフのコツ

「美容室を予約する時間がない」「ヘアセット代を節約して、美味しい屋台の食べ物を楽しみたい!」そんな風に考えて、セルフでのヘアアレンジに挑戦しようとしている方も多いはず。自分で髪をセットするとなると、「途中で崩れてボサボサになったらどうしよう……」と不安になるのは当然ですよね。特に夏の屋外は、暑さによる汗や湿気、そして人混みでの移動など、ヘアスタイルにとっては過酷な環境が揃っています。しかし、プロが実践している「事前の仕込み」と「崩れないためのテクニック」をしっかりと押さえれば、セルフでも夜まで一ミリも崩れない強固でおしゃれな浴衣ヘアを作ることができるのですよ。ここでは、自分で完璧な浴衣ヘアを作り上げるための、実践的なセルフのコツを詳しくレクチャーしていきますね。

セルフアレンジを成功させるためのもうひとつの隠れたコツは、鏡の配置です。後ろ髪をアレンジする際は、洗面台の大きな鏡の前に立ち、手鏡を目の高さで持って「合わせ鏡」にしながら作業を行います。後ろの状態がしっかりと視覚的に把握できるため、ピンを挿す位置やほぐすバランスを間違えることがなくなります。最初は少し慣れが必要かもしれませんが、この合わせ鏡をマスターするだけで、セルフアレンジのクオリティは飛躍的に向上します。焦らず、自分のペースでひとつひとつのステップを丁寧に進めていきましょう。ちょっとしたコツを意識するだけで、驚くほどきれいに仕上がりますよ。

崩れないためのスタイリング剤とベースの巻き方

ヘアコテとワックスを使って髪全体にアレンジのベース作りをしている手の様子のイラスト

セルフアレンジを成功させるための最大の鍵は、実は「髪を結ぶ前の準備(プレスタイリング)」にあります。乾いたストレートヘアのままいきなりゴムやピンでまとめようとしても、髪が滑ってしまってうまく固定できず、ほぐした瞬間にボサボサと崩れてしまう原因になります。そこで絶対に行ってほしいのが、「ベースのコテ巻き」と「しっかりとしたスタイリング剤の仕込み」です。このステップを丁寧に行うだけで、アレンジのしやすさとキープ力が劇的にアップしますよ。

まず、髪全体をコテ(アイロン)でゆるく巻いておきます。きっちりと巻く必要はなく、毛先を中心に全体に大きなウェーブをつけるようなイメージで大丈夫です。コテを使用する際は、160度程度のやや低めの温度で、短時間で熱を通すようにすると、髪へのダメージを抑えつつ綺麗なカールを作ることができます。髪にうねりがあることで、髪同士が互いに引っかかりやすくなり、ピンやゴムが驚くほどしっかりと留まるようになります。巻き終わったら、髪全体にワックスとヘアオイルを混ぜたものを揉み込みます。このときの配合比率は、あなたの髪質に合わせて変えるのがおすすめです。髪が細くて柔らかい方は「ワックス7:オイル3」の割合にしてふんわり感をキープし、逆に髪が太くて広がりやすい方は「ワックス3:オイル7」にしてボリュームをしっかりと抑えると上手くいきます。

スタイリング剤を馴染ませる際は、表面だけでなく、髪の内側や襟足、耳の後ろといった「アレンジしたときに崩れやすい部分」にもしっかりと指先を使って揉み込むのがポイントです。適度な粘り気と艶が加わることで、毛束を引き出して「ほぐす」ときにも、アホ毛が飛び出さず綺麗な束感をキープできます。全体に満遍なく馴染ませたら、手ぐしで軽く整えてからアレンジを開始します。仕上げにアレンジが完成した状態で、頭部から20センチほど離した場所からキープ用のハードスプレーを全体に軽く吹きかければ、湿気や汗にも負けない無敵の浴衣ヘアが完成します。スプレーは一箇所に集中してかけすぎるとパリパリになって不自然になるため、円を描くようにふわっと空気中にスプレーし、その霧を浴びせるようにすると自然なキープ力が得られますよ。

セルフでも簡単なくるりんぱハーフアップの手順

ヘアアレンジ初心者の方や、器用さに自信がない方にまずおすすめしたい万能テクニックが、定番の「くるりんぱ」をベースにしたハーフアップスタイルです。くるりんぱは、ゴムひとつで立体的なねじれとボリュームを作ることができるため、不器用さんでも絶対にプロっぽく見せることができる魔法のアレンジなのですよ。浴衣にハーフアップを合わせると、上品な大人っぽさの中に可憐でガーリーな雰囲気が加わり、デートなどにもぴったりの髪型になります。ハーフアップは顔周りをすっきり見せつつ、下ろした髪で女性らしさを残せるため、非常に好感度の高いスタイルです。

手順は非常にシンプルです。まず、耳の上のラインから斜め後ろに向かって髪を綺麗に集め、ハーフアップの要領でゴムで結びます。このとき、あまりきつく結びすぎず、指が一本通るくらいのゆとりを持たせて少しゆるめに結ぶのがコツです。次に、結び目の上の髪を指でふたつに割り、中央に穴(通り道)を作ります。この隙間に、上から結んだ毛先をくるりと通し(くるりんぱ)、下に引っ張ってゴムを引き締めます。これだけで、サイドに美しいねじれのラインが生まれます。くるりんぱをした後に、真ん中がパカッと割れて地肌が見えてしまう「ハゲ割れ」を防ぐためには、最初のゴム結びを少し斜めにずらして行うか、割れ目の部分を指先で左右から髪を引き寄せるようにしてほぐして隠すのが裏技です。

ここからが「こなれ感」を出すための最重要ステップ。結び目を片手でしっかりと押さえながら、ねじれた部分の毛束を指先で少しずつつまみ、外側に引き出してほぐしていきます。トップの髪も同様に、高さを出すように少しずつ引き出しましょう。この「ほぐし」を加えることで、ゴムの結び目が自然に隠れ、ふんわりとした柔らかいシルエットに変身します。下ろした毛先は、コテを使って外ハネや内巻きのミックス巻きにして動きを出すと、さらに可愛らしさがアップしますよ。結び目部分に小ぶりなリボンやパールのバレッタを飾れば、セルフとは思えないほどクオリティの高い上品ハーフアップの完成です。

不器用さんでもできるねじねじピン留めアレンジ

三つ編みや編み込みは、後ろに手を回して指先を動かさなければならず、慣れていないと「途中で指が攣りそうになる」「鏡を見ても左右が分からなくなってグチャグチャになってしまう」という声をよく聞きます。そんなあなたに提案したいのが、編み込みよりも圧倒的に簡単で、同じくらい華やかに見える「ねじねじ(ロープ編み)ピン留めアレンジ」です。ふたつの毛束をただ交差させていくだけなので、誰でも失敗せずに美しい毛流れを作ることができますよ。編み込みのような細かさはないものの、ふっくらとしたロープのような立体感が、浴衣の古典的な雰囲気にとても良くマッチするのです。

やり方はとても簡単。まず、顔回りの遅れ毛をコテで巻くために少し残しておき、サイドの髪を耳の上あたりから適量取ってふたつの束に分けます。このふたつの束を、後ろに向かって交互に交差させていきます。このときの物理的な法則として、それぞれの毛束自体は「右方向」にねじりながら、ふたつの毛束は「左方向(逆方向)」に交差させていくと、ねじりが緩まずにしっかりと固定された綺麗なロープ編みができあがります。耳の後ろあたりまでねじり進めたら、一度その部分をクリップなどで仮留めし、ねじった部分から少しずつ毛束を引き出してほぐします。ほぐすことで、きっちりしたねじり髪がふんわりとした上品な立体ウェーブに生まれ変わります。

その後、後頭部の真ん中あたりでアメピンを使ってしっかりと固定します。ピンはねじった方向とは逆の向きから、地肌の髪とねじった髪をしっかりと挟み込むように水平に挿すと、驚くほど頑丈に留まりますよ。反対側のサイドも同様に行い、左右のねじり終わりが後頭部の真ん中で合流するように留めます。左右の合流地点でピンが露出してしまっても、その上からお気に入りのヘアクリップやバレッタを重ねて留めてしまえば全く問題ありません。また、浴衣のスタイルに少しモダンな要素を取り入れたい方は、最近人気のワンピース浴衣の魅力と大人可愛い着こなしについての記事も非常に参考になりますよ。シンプルなねじねじアレンジは、こうしたモダンで新しいスタイルの浴衣とも非常に相性が良く、フレッシュな可愛らしさを存分にアピールすることができます。

浴衣にぴったりなヘアオイルで艶を出す方法

ガラスのスタイリッシュなボトルに入ったヘアオイルと洗練されたかんざしが並んでいる和モダンなイメージのイラスト

和装を美しく着こなすためのヘアメイクにおいて、洋装のとき以上に重要視されるのが髪の「艶(ツヤ)」です。着物や浴衣といった伝統的な和服は、生地自体が美しい光沢を持っていたり、凛とした直線的なシルエットを持っていたりするため、合わせる髪がパサついていたり、アホ毛が四方八方に飛び出していたりすると、どうしてもだらしない印象やチープな印象を与えてしまいます。せっかくの美しい浴衣姿も、髪のパサつきひとつで魅力が半減してしまうのはとてももったいないですよね。そこで大活躍するのが、髪に濡れたような深い艶と束感を与えてくれる「ヘアオイル」です。

浴衣ヘアにおけるヘアオイルの正しい使い方は、付ける「タイミング」と「塗布する場所」、そして「適量」にコツがあります。まず、ベースをコテで巻いた直後、髪をまとめ始める前のタイミングで全体に馴染ませるのが鉄則です。これにより髪がまとまりやすくなり、アレンジ中の扱いやすさが格段に向上します。塗る際は、まず手のひらに適量(ミディアムで1〜2滴、ロングで2〜3滴程度)をしっかりと広げ、指の間にもオイルをしっかりと伸ばします。ヘアオイルは一気にたくさん付けすぎると、まるでお風呂に入っていないかのようなベタついた印象になってしまうため、必ず「少なすぎるかな」と思う量から始めて、足りない場合にだけ少しずつ足していくようにしてくださいね。

塗布するときは、髪の根元近くや頭頂部には直接付けず、中間から毛先にかけて手ぐしを通すようにして髪の内側からしっかりと揉み込んでいきます。最後に、手のひらに残ったごくわずかなオイルを、頭のハチ部分や表面の浮き毛(アホ毛)をやさしく撫で付けるようにして塗布します。こうすることで、トップがベタつくことなく、毛先に向かって美しい濡れ感と上品な光沢のある仕上がりになります。特に襟足や耳周りの遅れ毛には、少し指先でつまむようにして多めにオイルを馴染ませて束感を強調すると、色っぽく洗練された大人の表情を引き出すことができますよ。上品な艶を味方につけて、しっとりとした大人の和装ヘアを完成させましょう。

浴衣に合う髪型で特別な一日を演出しましょう

ここまで、浴衣に合うさまざまな髪型や、セルフでもプロのように仕上げるための具体的なテクニックをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。髪の長さがショートであっても、ロングであっても、自分のレングスの魅力を最大限に引き出すヘアスタイルを選び、丁寧なベース作りとヘアオイルによる上品な艶の演出を行うことで、誰でも驚くほど魅力的な浴衣姿に変身することができます。花火の光に照らされる夜の横顔や、お祭りの人混みの中でふと振り返ったときの後ろ姿など、浴衣姿は髪型ひとつでその美しさが何倍にも輝くものです。今年の夏は、ぜひお気に入りの髪飾りを添えて、自分だけの特別な浴衣スタイルで素敵な思い出をたくさん作ってくださいね。

たくゆきのワンポイントアドバイス:
本番当日になって初めてのアレンジに挑戦すると、思わぬところで時間がかかって焦ってしまったり、浴衣を着る時間が迫ってイライラしてしまったりすることがあります。特にお出かけの直前は慌ただしくなるもの。お出かけの前日までに、一度自宅の鏡の前でベースの巻き方やくるりんぱの手順、ねじねじピン留めのやり方を「練習(予行練習)」しておくことを強くおすすめします。一度コツを掴んでおけば、当日は驚くほどスムーズに、余裕を持って準備を終えることができますよ。

なお、髪質や頭皮の健康状態には個人差があります。スタイリング剤やコテの使用により、万が一頭皮や髪に異常や違和感を感じた場合は直ちに使用を中止し、専門医等の適切な診断を受けるようにしてください。また、浴衣の着付けやヘアセットをより完璧に行いたい特別な日には、事前に信頼できるヘアサロンや専門店の公式サイトに掲載されている正確な情報を確認し、必要に応じてプロのサポートを受けることもおすすめいたします。(出典:一般社団法人日本きもの連盟


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