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浴衣の髪型でロングを大人可愛く!簡単セルフアレンジと崩れないコツ

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こんにちは。きもの風雅 -Kimono & Me-のたくゆきです。

待ちに待った夏の季節、お祭りに花火大会にと、浴衣を着てお出かけする機会が増える時期ですね。せっかくお気に入りの浴衣を着るなら、ヘアスタイルもとびきり可愛く仕上げたいと思うもの。しかし、髪の長さがたっぷりあるロングヘアのあなたにとって、「浴衣 髪型 ロング」のセルフアレンジは、「自分で綺麗にまとめられるかな」「途中で崩れてボサボサになってしまったらどうしよう」と不安に感じることも多いのではないでしょうか。

ロングヘアだからこそできる華やかで美しいスタイルはたくさんありますし、いくつかのコツをマスターするだけで、不器用さんでも驚くほど簡単かつ崩れないヘアアレンジが完成しますよ。今回は、初心者の方でも安心して挑戦できるように、基本の準備からトレンドのスタイル、一日中キープするためのプロ直伝のテクニックまでを余すことなく紹介しますね。この記事を読めば、お出かけ中の髪崩れを一切気にせず、笑顔で最高の思い出を作ることができますよ。

  • 自分でも簡単にできるロングヘア向けのおしゃれなセルフアレンジ方法
  • 夏の暑さや湿気にも負けない一日中崩れないための徹底的な仕込みテクニック
  • こなれ感やトレンド感を演出するためのスタイリング剤や髪飾りの賢い選び方
  • ロングヘアの美しさを最大限に引き出し浴衣姿をさらに格上げする重要ポイント
目次

浴衣の髪型でロングヘアをおしゃれに見せるコツ

ロングヘアはアレンジのバリエーションが無限大だからこそ、どのようなスタイルにするか迷ってしまいますよね。せっかくの浴衣姿ですから、普段とは一味違う大人っぽさや可愛らしさを引き出したいものです。浴衣姿に合わせるロングヘアのアレンジでは、ただまとめるだけでなく、「抜け感」や「すっきり感」をプラスすることがおしゃれに見せる最大の秘訣ですよ。

うなじをすっきりと見せるアップスタイルから、女性らしさを醸し出す編みおろしやハーフアップまで、今すぐ試したくなる魅力的なアレンジを詳しく解説していきます。あなたの好みや浴衣の雰囲気に合わせて、ぴったりの髪型を見つけてみてくださいね。

トレンドのカチモリヘア

毛先をあえて散らしたトレンドのカチモリヘアを低い位置で大人っぽくまとめた浴衣姿の女性のヘアスタイル
※イメージ画像

まず最初におすすめしたいのが、韓国発で日本でも大流行している「カチモリヘア」です。カチモリとは、あえて毛先をしっかりしまい込まず、ツンツンと外側に散らして仕上げるお団子ヘアのこと。従来のきっちりとしたシニヨンとは異なり、程よいカジュアル感と圧倒的なトレンド感を両立できるため、今どきのレトロモダンな浴衣やシンプルな大人浴衣にベストマッチしますよ。

カチモリヘアを浴衣に合わせる時の最大のポイントは、お団子を作る位置を「低め(うなじの少し上あたり)」に設定することです。高い位置で作るとアクティブで若々しい印象になりますが、低めの位置で作ることで、ロングヘアならではのしっとりとした大人の色香と上品さをプラスすることができます。毛先の散らし具合も、やりすぎずスマートに調整すると浴衣の美しさが際立ちます。

カチモリヘアをセルフで綺麗に作る手順
1. 髪全体にヘアバームやオイルをしっかり馴染ませ、ツヤ感とまとまりを出しておきます。
2. 低い位置でポニーテールを作るようにゴムで結びますが、最後のひと結びの際、髪を通しきらずにお団子(ループ)を作ります。
3. 残した毛先を長めに(約5〜8cm程度)残しておき、お団子の結び目のまわりにくるりと半周ほど巻き付けます。
4. 毛先がツンツンと外側を向くように角度を調整しながら、お団子の根元をアメピンでしっかりと固定します。
5. 散らした毛先にヘアワックスやバームを少量付け、シャープな束感をつくれば完成です。

このアレンジは髪を巻く手間が省けるため、時間がない時やアイロンを使うのが苦手な初心者さんにも本当におすすめです。ツヤのあるストレート感を活かしたタイトな仕上がりにすると、より洗練されたモードな雰囲気になりますよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。

定番の三つ編みシニヨン

三つ編みシニヨンで上品かつすっきりとまとめた、うなじが美しい女性の浴衣ヘアアレンジ
※イメージ画像

浴衣に合わせる王道の髪型といえば、やはりお団子(シニヨン)ですよね。しかし、ただ髪を丸めて留めるだけのお団子だと、ロングヘアの場合はボリュームが出すぎてしまったり、重みで下に垂れて崩れてしまったりすることがよくあります。そこでおすすめなのが、一度三つ編みを作ってからまとめる「三つ編みシニヨン」です。この方法は非常に崩れにくく、かつ誰でも簡単に上品なまとめ髪が作れる画期的なアレンジなんですよ。

三つ編みを加えることで、お団子自体の表面に繊細な網目模様ができ、ヘアピンでサッと留めただけでも手が込んで見えるのが嬉しいポイントです。また、ロングヘアの豊富な毛量を三つ編みによってキュッとタイトに凝縮できるため、頭の後ろが膨らみすぎるのを防ぎ、頭の形をコンパクトで美しく見せる効果もあります。うなじがしっかりと露出するため、浴衣の後ろ姿が驚くほど綺麗に見えますよ。

崩れない三つ編みシニヨンのコツ
三つ編みを作った後、結び目に巻き付ける前に「三つ編みの端の毛束を少しずつ指先で引き出してほぐしておく」のが重要です。こうすることで、お団子にした時にふんわりとした柔らかいボリューム感が生まれ、かっちりしすぎない優しい雰囲気に仕上がります。ほぐしすぎるとバラバラになってしまうので、編み目を指先で軽くつまむ程度に留めるのがコツですよ。

結び目に巻き付けた三つ編みの毛先は、ヘアピン(Uピンやアメピン)を地肌に対して垂直に刺してから寝かせるようにして、中央の土台ゴムに向かって差し込むと、驚くほどガッチリと固定されます。上品なかんざしや大きめのコサージュ風の髪飾りを添えれば、格式高いお祭りや京都散策などにもぴったりの、凛とした美しい大人の和装ヘアが完成します。

バンスクリップの簡単アップ

浴衣の色合いに合わせた上品なバンスクリップでサッとまとめられた、ナチュラルで涼しげなロングヘアアレンジ
※イメージ画像

「コテで髪を巻くのも、たくさんのヘアピンを使って固定するのも本当に苦手!」という方にぜひ試していただきたいのが、近年トレンドとなっている「バンスクリップ」を活用した超簡単な和装アップスタイルです。バンスクリップは普段使いのイメージが強いかもしれませんが、最近はべっ甲風やゴールド、シルバー、パールをあしらった上品でドレッシーなデザインのクリップがたくさん登場しています。これらを浴衣の柄や帯の色と合わせることで、驚くほどモダンでスタイリッシュな浴衣ヘアが楽しめますよ。

バンスクリップを使ったアレンジの最大の魅力は、その手軽さと時短性の高さです。ピンを何本も頭に通して痛い思いをすることもなく、髪をまとめて挟むだけで一瞬でホールドできます。ロングヘアならではの髪の長さを活かして、ねじり上げることで生まれる自然な立体感と、クリップのホールド力によって、見た目以上にしっかりと固定されるのが特徴です。浴衣のカジュアルな雰囲気に合わせて、少しルーズでニュアンスのある仕上がりを目指すと非常におしゃれですよ。

バンスクリップを使ったまとめ髪の手順
1. 髪全体に軽めのワックスまたはバームを馴染ませておきます(ストレートのままでもOKですが、軽く波ウェーブをつけておくとよりニュアンスが出ます)。
2. 低めの位置で髪を一つにまとめ、頭頂部に向かってらせん状にギュッとねじり上げます。
3. ねじり上げた毛束を半分に折り返し、飛び出た毛先を下向きにしてねじり目の内側にしまい込みます。
4. ねじり目と頭皮の髪を一緒に挟み込むようにして、大きめのバンスクリップでガバッと固定します。
5. クリップを押さえながら、トップやサイドの髪を少しずつ引き出して立体感を出し、顔まわりの後れ毛を軽くコテで巻いてニュアンスを作ります。

もし髪の量が多くてクリップが弾け飛んでしまいそうな場合は、あらかじめ細いシリコンゴムで低い位置にポニーテールを作ってから、その毛束をねじり上げてクリップで留めると、土台がしっかりして抜群の安定感が得られます。夏休みの旅行先や、お出かけ直前の忙しい時間でも、これなら失敗知らずで可愛いまとめ髪が手に入りますね。

くるりんぱの編みおろし

ロングヘアだからこそできる憧れのヘアスタイルといえば、ラプンツェルのような華やかな「編みおろしスタイル」ですよね。浴衣の時でも、髪を下ろしたスタイルを楽しみたいというロングヘアの女性は非常に多いです。しかし、ただ髪を下ろすだけだと夏の暑さで首元に熱がこもって汗をかいてしまったり、浴衣の衿が汚れてしまったりすることが懸念されます。そこでおすすめなのが、首の後ろから毛先にかけてすっきりとまとめつつ、華やかさを演出できる「くるりんぱ編みおろし」です。

編み込みをするのが難しいという不器用さんでも、ヘアゴム数本と「くるりんぱ」の技術だけで、まるでプロの美容師さんが作ったかのような複雑で美しい編みおろしを作ることができますよ。くるりんぱを縦に重ねていくだけなので、ピンは一切使いません。髪全体がゴムでしっかりと連結されているため、風が吹いても、たくさん動いても絶対にバラバラに崩れないという最強の耐久性を誇るのも大きなメリットです。

くるりんぱ編みおろしのこなれアレンジ
くるりんぱを繰り返す際、それぞれのゴムの結び目を少しきつめに締め直してから、外側の毛束をランダムにつまんで細く引き出します。この「引き出し」を行うことで、ゴムのつなぎ目が綺麗に隠れ、全体的にふんわりと丸みを帯びた波打つような立体的なラインが生まれます。毛先に向かってだんだんと細くなるシルエットが、浴衣の後ろ姿を非常にエレガントに見せてくれますよ。

仕上げに、それぞれのくるりんぱの結び目の部分に、小さめのドライフラワーやパールのヘアピン、あるいはリボンを散りばめるように差し込んでいくと、特別感が何倍にもアップします。少しサイド(片側の肩の上)に寄せて編みおろす「サイド編みおろし」にすると、正面から鏡を見た時にもアレンジがしっかり見えて、写真映えも抜群になります。ぜひ夏のイベントの主役ヘアとして試してみてくださいね。

フェミニンなハーフアップ

ハーフアップに髪飾りを添えて、清楚でフェミニンな雰囲気に仕上げたロングの浴衣ヘアスタイル
※イメージ画像

「やっぱり浴衣でも風になびくロングヘアの美しさを残したい!」というフェミニン派のあなたには、「ハーフアップ」がぴったりです。ハーフアップは、お顔まわりやすっきりとさせつつ、後ろ髪を下ろすことができるため、清楚で上品なお嬢様風の雰囲気を演出できます。浴衣にハーフアップを合わせると、大正ロマン風のレトロクラシックなテイストや、ガーリーで現代的な着こなしにとてもよく調和するんですよ。

ただ耳の上の髪を後ろで結ぶだけのハーフアップだと、少し普段着感(デイリー感)が出てしまいがち。浴衣という特別な衣装に合わせるためには、ねじりやロープ編みを加えたり、トップに美しいボリュームを持たせたりして、華やかさをワンランクアップさせることが大切です。耳元やおでこまわりをすっきりと出すことで、浴衣に不可欠な「清潔感」と「涼しげな表情」をしっかりとキープすることができます。

大正ロマン風ねじりハーフアップの作り方
1. 全体をコテでふんわりと巻いておき、ソフトワックスを揉み込んでおきます。
2. ハチ上の髪(頭のてっぺん付近)を緩めに結んでハーフアップにし、軽くくるりんぱをしてトップをほぐします。
3. 両サイドの耳の上の毛束をそれぞれ多めに取り、後ろに向かって外側にグルグルとねじりながら(ロープ編み)、中央のくるりんぱの結び目の上で合わせます。
4. 合わせた両サイドの毛束をゴムで結び、さらにくるりんぱをして全体に馴染ませます。
5. 結び目の真上に、ちりめん細工のリボンや大きめのレトロなヘアクリップを飾れば、可憐な和風ハーフアップの完成です。

ハーフアップの下ろしている髪は、毛先を中心に大きめのカールをつけると浴衣のしなやかなラインと美しく調和します。涼しげに見せるために、下ろす毛量は全体の半分以下に抑え、首元が少し透けて見えるくらいにコントロールするのが、和装ハーフアップを軽やかに着こなすコツですよ。

華やかな編み込みポニー

アクティブでおしゃれな印象を与えつつ、ロングヘアの躍動感を活かせるのが「編み込みポニー」です。高い位置や中間位置で作るポニーテールは、一見スポーティーに見えがちですが、サイドやトップから編み込みを組み合わせて結ぶことで、一気に華やかで手の込んだお祭りヘアに大変身します。特に、髪を動かした時に揺れるポニーテールの毛先は、夏のお出かけにぴったりの軽快さと爽やかさを運んでくれますね。

このスタイルの素晴らしいところは、首回りが完全に露出するため非常に涼しく過ごせる点と、ロングヘアならではの「長さとボリューム」を一番ダイレクトに活かしてアピールできる点です。浴衣の帯結びが豪華でボリュームがある場合、ヘアスタイルもこれくらい後ろに立体感と長さがある編み込みポニーにすると、全体のシルエットバランスが非常に美しく整いますよ。浴衣の縦長ラインを強調してくれるので、スタイルアップ効果(背を高く見せる、首を細く見せる効果)も期待できます。

ワンランク上の編み込みポニーの作り方
まず、ハチの上の髪を少し取って3つに分け、毛先に向かって編み込み(または三つ編み)を数回行い、後頭部の中央付近で仮留めします。次に、両サイドの耳の上の髪も同様に後ろに向かって編み込み、中央の毛束と一緒に太めのゴムで一つにまとめます。ポニーテールの毛先はコテできつめに巻いてから手ぐしでほぐし、ふわふわのボリュームカールの束を作ると、風に揺れるたびにとっても可愛いですよ。

ポニーテールの結び目部分は、太めの可愛い和柄のゴムを使ったり、大きめのリボンバレッタや、マジェステ(かんざし風のヘアアクセサリー)をパチッと留めてゴムを隠すと、一気に和の雰囲気が高まります。ポニーテールの毛先を少し散らして、サイドに流すようにスタイリングすると、横顔のシルエットも抜群に美しくなり、どこから見られても隙のないおしゃれな姿をキープできますよ。

浴衣の髪型でロングを一日中キープする崩れ防止対策

夏のイベントは、お昼の暑い時間帯から夜の花火大会まで、長時間にわたることがほとんどですよね。さらに、屋外は猛烈な暑さによる汗や、高い湿度、人混みの熱気など、ヘアスタイルにとっては非常に過酷な環境が揃っています。ロングヘアは髪自体の重さがあるため、しっかりとした崩れ対策を行っておかないと、時間の経過とともに髪が下がってきたり、ピンがすり抜けてしまったりして、悲しい「ボサボサ髪」になってしまう原因になります。

ここでは、お家を出てから帰る瞬間まで、完璧に美しいヘアスタイルを維持するための「崩れ防止対策」を徹底的にレクチャーします。どれも少しの意識と準備で劇的に効果が変わるものばかりですので、ぜひ当日の朝に実践してみてくださいね。

また、最近のトレンドとして、浴衣でお出かけする前に全体のコーディネートをチェックすることも非常に大切です。例えば、最新の浴衣の流行りを押さえたお気に入りの一着を身にまとい、さらに浴衣の涼しい素材を選ぶことで、汗をかく量を物理的に抑えることも髪型をキープするための間接的で強力な対策になりますよ。全身のバランスを考えながら、ヘアスタイルを作り込んでいきましょう。

巻き髪で作る崩れない土台

ヘアアレンジを始める前に、あなたはそのままの髪で結び始めていませんか?実は、ロングヘアのアレンジが最も崩れやすくなる最大の原因は、「完全にまっすぐでサラサラな状態のままアレンジを開始してしまうこと」なんです。サラサラの髪は非常に滑りが良いため、ゴムやヘアピンがしっかりと髪を掴むことができず、歩いている時の振動や重力で少しずつずり落ちてしまいます。そのため、アレンジを始める前の「コテ巻きによるベース作り」が、崩れないヘアスタイルを作るための極めて重要なステップになりますよ。

髪全体にコテでしっかりとしたウェーブやカールをつけておくことで、髪の表面に細かな凸凹(引っかかり)が生まれます。この凸凹同士が互いに噛み合うことで、ヘアピンを1本刺しただけでも驚くほどの摩擦力が生まれ、ゴムの結び目もカチッとその場で固定されて動かなくなります。また、髪を巻いておくことで全体のボリュームが出しやすくなり、アレンジの途中で少しくらい後れ毛や毛束が飛び出してしまっても、それが「意図したおしゃれなニュアンス」に見えるという、初心者には嬉しい大きなメリットもあります。

髪を巻く時の注意点
コテやアイロンを使用する際は、必ず髪が完全に乾いていることを確認してから使用してください。髪が濡れた状態で高温の熱を当てると、髪の内部の水分が爆発的に蒸発し、深刻なヘアダメージを引き起こす原因になります。髪を巻く前には、熱から髪を守るヘアローションやベースミストを軽くスプレーし、しっかりとドライヤーで乾かしてから巻くようにすると、キープ力も格段に高まりますよ。

巻く時は、細かく丁寧に巻く必要はありません。髪の根元から中間、そして毛先にかけて、全体的にざっくりと波ウェーブをつけるか、ミックス巻きにして「髪全体にうねりと空気感を持たせる」イメージで十分です。特に、耳の周りや襟足、前髪の横の「後れ毛」になる部分は、アレンジが終わった後だと巻きにくくなるため、このベース作りの段階で少し強めにカールをつけておくと、後からの微調整が非常に楽になりますよ。

スタイリング剤の正しい使い方

「ベースを巻いたけれど、やっぱり時間が経つとモワモワとアホ毛が出てきてしまう…」とお悩みの方は、スタイリング剤の「量」と「馴染ませるタイミング」を見直してみましょう。セルフアレンジで髪がボサボサに見えてしまう原因の多くは、スタイリング剤を十分に塗布していないか、あるいはアレンジが終わってからスプレーでガチガチに固めるだけで、髪の内部までスタイリング剤が行き届いていないことにあります。スタイリング剤は、「アレンジを始める前」に髪全体にくまなく揉み込んでおくのが正しい鉄則ですよ。

浴衣アレンジにおすすめのスタイリング剤は、適度なセット力と自然なツヤ感を両立できる「ヘアバーム」と、しっとりとした質感をプラスできる「ヘアオイル」をミックスして使う方法です。ヘアバームは体温で溶けるため扱いやすく、ロングヘアの広がりを抑えながら程よい束感を作ってくれます。これにヘアオイルを数滴混ぜることで、夏の強い日差しに映える上品な濡れ髪(ウェットヘア)のようなツヤ感が生まれ、浴衣に相応しい艶やかな雰囲気を醸し出すことができます。

スタイリング剤の正しい馴染ませ方
1. 10円玉大のヘアバームを手のひらに取り、両手をこすり合わせて手の熱で完全に透明なオイル状になるまで広げます。
2. そこにヘアオイルを1〜2滴垂らし、指の間までしっかり伸ばします。
3. 手ぐしを通すようにして、まずは「髪の内側(襟足や後頭部)」からしっかりと塗布していきます。表面から付けるとベタつきの原因になるので厳禁です。
4. その後、中間から毛先に向かって揉み込むように馴染ませ、最後に手のひらに残ったごく少量のスタイリング剤を前髪や顔まわりの後れ毛に薄く付けます。

このように髪の「内側」と「土台」にしっかりと粘り気のあるスタイリング剤を仕込んでおくことで、短い毛がパラパラと飛び出してくるのを防ぎ、まとめ髪のまとまりが格段にアップします。仕上がりの質感がパサついていると、どれだけ綺麗にまとめても浴衣姿が疲れて見えてしまうため、うるおいを感じる艶やかな質感作りを心がけてくださいね。

ピンが滑らない固定のテクニック

ロングヘアのアレンジで一番苦戦するのが、「アメピンやUピンがうまく留まらない」「留めてもすぐにピンがすり抜けて落ちてきてしまう」という問題ではないでしょうか。実はこれ、ピンの向きや差し方にちょっとした間違いがあるからかもしれません。ヘアピンには、髪を「面」で捉えて固定する正しい方向と技術があります。これを身につけるだけで、スプレーや大量のピンに頼らなくても、わずか数本のピンでロングヘアの重い毛束をガチッと固定できるようになりますよ。

アメピンを使う時の大原則は、「留めたい毛束の流れに対して逆らう方向(直角または逆方向)にピンを差し込む」ことです。毛束の流れと同じ方向にピンを並行に差し込んでしまうと、髪の動きに合わせてピンがそのままスライドして抜け落ちてしまいます。また、ピンを頭皮に対して完全に密着させ、地肌を滑らせるように深く差し込むことも重要です。地肌側の髪(土台)と、まとめたい毛束の髪を「縫い合わせる」ようなイメージでピンを通すと、抜群の強度が生まれます。

絶対に外れない「ねじり留め」の極意
髪をすくってピンで留める際、留めたい部分の毛束を指先で半回転〜1回転ほどギュッとねじります。この「ねじり」を加えることで、髪の密度が一気に高まり、ピンが噛み込むための強力な引っかかりが生まれます。ねじった毛束の端を少しアメピンの先端ですくい、そのまま地肌に向かってピンを垂直に立て、最後にお団子や土台のゴムの方向へグッと寝かせて押し込みます。この『すくって、立てて、寝かせて差し込む』という3ステップを意識するだけで、驚くほど強固に固定できますよ。

ピンが丸見えになってしまうと野暮ったく見えてしまうため、ピンを差す時は髪の表面ではなく、お団子の内側やねじった毛束の「溝」の部分に隠すようにして差し込んでいきましょう。Uピンを使う場合は、お団子のボリュームを潰さないようにふんわりと形を整えながら、外側から中心に向かって円を描くように差し込んでいくと、綺麗な立体感をキープしたままホールドできます。

髪飾りを上手に活かす方法

浴衣姿のヘアスタイルを完璧に仕上げる最後のピースが、「髪飾り」です。シンプルなヘアアレンジであっても、浴衣に合った素敵な髪飾りをプラスするだけで、一瞬にしてプロが手がけたような特別感あふれる和装スタイルに昇華させることができます。しかし、ロングヘアのボリュームに負けないようにと、ただ大きくて派手な飾りを適当に挿すだけでは、全体のバランスが崩れて頭が大きく見えてしまったり、和装ならではの「上品なしとやかさ」が損なわれてしまったりすることも。

髪飾りを選ぶ際、そして付ける際の鉄則は、「浴衣や帯に使われている色の中から1〜2色をピックアップして、飾りの色とリンクさせること」です。こうすることで、頭の先から足元まで一本の統一感が通り、非常におしゃれで洗練されたコーディネートに見せることができます。また、付ける位置も極めて重要です。基本的には、正面から鏡を見た時に「耳の後ろからチラリと髪飾りの端が見える位置」に付けると、横顔だけでなく正面からの写真映えも格段に良くなりますよ。

髪飾りを絶対に落とさないための固定ワザ
コサージュタイプやかんざしタイプの髪飾りは、動いているうちに自重で下がってきたり、最悪の場合はお祭りの途中でポロッと落ちて紛失してしまったりすることがあります。これを防ぐために、髪飾りを挿す位置の地肌の髪をあらかじめ「小さなシリコンゴムでしっかりと結んで小さな土台(極小ポニーテール)」を作っておきましょう。そのゴムの結び目の隙間に向かって、髪飾りのピンやコームをグッと差し込みます。さらに、挿し込んだコームの歯をまたぐようにして、地肌の髪とコームをアメピンでバツ印(X字)に固定すれば、人混みでぶつかっても絶対に落ちない最強の固定が完了しますよ。

最近は、伝統的なちりめん細工のつまみかんざしだけでなく、ドライフラワーやプリザーブドフラワー、モダンなメタル素材のヘアフックや水引アレンジなど、多様な選択肢があります。大人っぽく仕上げたいなら低めの位置に小さめの飾りを複数散りばめ、可愛らしく華やかに見せたいなら耳の少し高い位置に存在感のあるメイン飾りを1つ配置するのがおすすめですよ。全体のテーマに合わせて楽しんで選んでみてくださいね。

浴衣の髪型でロングを美しくまとめるポイント

さて、ここまで様々なおしゃれアレンジや崩れないテクニックを紹介してきましたが、最終的に大切なのは「あなたらしさを活かして、リラックスして楽しむこと」です。どんなに素晴らしいヘアスタイルが完成しても、お出かけの途中で「ピンが痛い」「崩れるのが怖くて首を動かせない」となってしまっては、せっかくの楽しい夏のイベントが台無しになってしまいますよね。セルフアレンジは完璧を目指しすぎず、少しの「ゆるさ」や「後れ毛のニュアンス」を残しておくほうが、現代の浴衣コーディネートにはおしゃれに馴染むものですよ。

また、お出かけ当日に慌てないために、前日までに一度、実際に髪型を練習しておくことを強くおすすめします。ロングヘアは毛量や髪のクセによって、実際にやってみると「思ったよりお団子が大きくなった」「ここのピンが留まりにくい」といった個別の発見があるものです。一度でも事前にシミュレーションをしておくだけで、当日の準備にかかる時間が半分以下になり、心に大きな余裕を持って浴衣に着替えることができますよ。

【重要】ヘアアレンジにおける安全・免責事項
コテやヘアアイロン、ヘアドライヤーなどの熱器具を使用する際は、火傷に十分注意し、無理のない温度(140度〜160度程度がおすすめ)でご使用ください。また、ヘアワックス、バーム、キープスプレーなどのスタイリング剤は、体質や肌の状態によって赤みや痒みなどの肌トラブルを招く場合があります。万が一、使用中や使用後に頭皮や肌に異常を感じた場合は、ただちに清水で洗い流して使用を中止し、専門医などにご相談ください。スタイリングやアレンジの実施につきましては、ご自身の判断と責任において安全に行うようお願いいたします。

浴衣でのお出かけは、移動中も立ち居振る舞いや歩き方に少しだけ気を配る必要があります。浴衣のコーディネートや着用時のマナーに関する信頼できる一次情報源も、事前にチェックしておくとより自信を持ってお出かけできますよ。(出典:総務省などの公的統計に見る伝統和装の需要動向や、各種着物メーカー・和装振興団体の公式手引きなども大変参考になります)。お気に入りの和柄に身を包み、美しく結い上げたロングヘアを揺らしながら、きらめく夏の思い出をたくさん作ってきてくださいね。あなたの浴衣デートやお祭りが、笑顔にあふれた素晴らしい一日になりますように。私、たくゆきも、陰ながら応援していますよ!

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