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失敗しない着物コーディネート!40代からの季節とTPO別ガイド

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失敗しない着物コーディネート!40代からの季節とTPO別ガイド

着物を楽しみたいけれど、マナーやルールが難しくて不安を感じることはありませんか。特に40代や50代になると、ただ美しいだけでなく、年齢や立場にふさわしい品格のある装いが求められるため、悩みが尽きないものです。秋や冬の季節感をどう取り入れるか、結婚式での訪問着やちょっとしたお出かけの小紋をどう着こなすかなど、知りたいことは山ほどあるでしょう。普段着として楽しむモダンなスタイルや、センス良く見える色合わせのコツさえ掴めば、着物はもっと身近で楽しいものになります。

  • 着物の種類と格を理解してTPOに合った装いができる
  • 季節のルールと現代の気候に合わせた快適かつ粋な着こなしができる
  • 体型や年齢に合わせた補正や色選びのコツがわかる
  • 洋装ミックスなど現代風の楽しみ方を取り入れられる
目次

TPOと季節に合わせた着物コーディネート

失敗しない結婚式の着物コーディネート

結婚式にお呼ばれした際、最も重要になるのが着物の「格(カク)」です。洋服にフォーマルとカジュアルがあるように、着物にも厳格なランクが存在します。ここを間違えると、どんなに高価な着物でもマナー違反となってしまうため、大人の女性として正しい知識を持つことが大切です。

まず、新郎新婦の母親や仲人夫人が着用するのは「黒留袖」です。これは既婚女性の第一礼装であり、家紋が5箇所に入っています。次に、新郎新婦の姉妹や叔母として参列する場合です。既婚であれば黒留袖も可能ですが、少し華やかさを出しつつ格を保つために、地色が黒以外で裾に模様がある「色留袖(いろとめそで)」を着用するのが一般的かつ上品です。

注意が必要なのはゲストとして参列する場合です。着物のルール上、未婚女性の第一礼装は「振袖」とされていますが、40代や50代の大人の女性が、成人式のような大振袖を着ることは現代の感覚ではあまり推奨されません。未婚・既婚を問わず、大人の女性には「訪問着」「付下げ」、あるいは背中に一つ紋を入れた「色無地(いろむじ)」が最も相応しく、周囲とも調和します。

結婚式コーデの鉄則と小物選び

主役はあくまで新郎新婦です。花嫁よりも目立たないよう、品格のある装いを心がけましょう。帯は金糸や銀糸が織り込まれた「袋帯」を合わせ、二重太鼓に結びます。
また、帯締めは必ず「平組(ひらぐみ)」と呼ばれる平たい形状のもので、白や金銀が使われたものを選びましょう。丸い紐状のものはカジュアルな場合があるため注意が必要です。

半衿(はんえり)や足袋は必ず「白」を選んでください。色柄ものの半衿はカジュアルな印象を与えるため、式典の場には不向きです。草履は、かかとが5cm以上ある高めの台で、金や銀、淡い色のエナメルや布製を選ぶと、フォーマルな装いが完成します。

昔からのルールは厳しく感じるかもしれませんが、これらは相手への敬意を表すためのものです。特に「振袖」については、マナー違反ではありませんが、年齢に合わせた「訪問着」を選ぶ方が、大人の余裕とエレガンスを演出できますよ。

上品に見える訪問着の着物コーディネート

訪問着は、肩から袖、裾にかけて絵羽模様(縫い目をまたいで柄がつながっていること)が入っている着物です。結婚式だけでなく、入学式や卒業式、お茶会、パーティーなど幅広いシーンで活躍するため、大人の女性なら一着は持っておきたいアイテムと言えます。

また、訪問着と並んで大人の女性に強くおすすめしたいのが「色無地(いろむじ)」です。柄のない一色染めの着物ですが、紋を入れれば訪問着と同等の格があり、紋がなければ帯次第でカジュアルにも着回せる万能選手です。柄の主張がない分、帯の美しさが際立ち、洗練された印象を与えます。

上品に見せるポイントは、「季節感」と「引き算」のバランスです。例えば、着物の柄が華やかであれば、帯は少し落ち着いた色味の幾何学模様を選んでバランスを取ります。逆に、控えめな訪問着や色無地であれば、帯を主役にした豪華なコーディネートにすると良いでしょう。

伊達衿(重ね衿)の効果

襟元に「伊達衿(だてえり)」を入れるだけで、顔まわりがパッと明るくなり、お祝いの席にふさわしい華やかさがプラスされます。着物の色に入っている一色か、淡い色を選ぶと、統一感が出て失敗しません。

お洒落な小紋の着物コーディネート

お洒落な小紋の着物コーディネート

私、初めてのお誂え。江戸小紋の源氏香柄です。グレーだと手持の帯や小物たちと合わせやすいという事に気付きました。普段あまり選ばない色というか自分の中には無かった色でもあります。この時は着物沼に入れてくれた友人とホテルでアフタヌーンティーを楽しんだ時ですね。

小紋(こもん)は、着物全体に細かい柄が繰り返し染められている着物で、洋服で言えばワンピースのような感覚で着られる「お洒落着」です。観劇や食事会、友人とのショッピングなど、プライベートな外出に最適です。小紋の醍醐味は、何といっても自由な組み合わせにあります。礼装のような厳しいルールが少ないため、自分の好みを存分に反映させることができます。ただし、初心者の方が悩みやすいのが「柄オン柄(柄の着物に柄の帯)」の組み合わせではないでしょうか。

このように考えると分かりやすいかもしれません。着物が「曲線的な花柄」なら、帯は「直線的な格子柄」にする。あるいは、着物が「大きな柄」なら、帯は「細かな柄」や無地感覚のものを選ぶ。このようにメリハリをつけることで、ごちゃごちゃせず、すっきりとした印象にまとまります。

着物と帯の組み合わせ早見表
着物の種類 合わせる帯 おすすめシーン
総柄の小紋 無地・幾何学模様の帯 美術館、観劇、同窓会
飛び柄(柄が少ない)小紋 絵画的な柄の帯・塩瀬の帯 ホテルランチ、お茶会(気軽な席)
幾何学模様の小紋 花柄や季節モチーフの帯 カフェ巡り、街歩き、お稽古

初心者でも分かる着物コーディネートの色合わせ

「着物は色合わせの実験室」とも呼ばれるほど、配色はコーディネートの鍵を握っています。洋服では派手すぎると感じるような色合わせでも、着物なら不思議と馴染んでしまうのが面白いところです。

基本のテクニックは以下の3つです。

  1. 同系色コーデ(ワントーン)
    着物と帯を似た色でまとめる手法です。例えば、淡い水色の着物に紺色の帯を合わせると、縦のラインが強調されてスラッとして見えます。40代以上の方は、全体がぼやけないよう、帯締めなどの小物で濃い色を入れるのがコツです。
  2. 反対色コーデ(コントラスト)
    「青の着物に黄色の帯」や「緑の着物に赤系の帯」など、色相環で反対に位置する色を合わせます。元気で若々しく、メリハリのあるモダンな印象になります。
  3. 小物で引き締める
    同系色でまとめたけれど、なんだかぼんやりしてしまう。そんな時は、帯締め(帯の上に結ぶ紐)にアクセントカラーを入れてみてください。全体の印象がグッと引き締まります。

色の数に注意

色を使いすぎるとまとまりがなくなります。全身で「3色」程度に抑える意識を持つと、洗練されたコーディネートになります。

秋の季節を楽しむ着物コーディネート

着物の世界では、季節を「少し先取り」するのが粋とされています。秋のコーディネートは、まだ残暑が残る9月から、肌寒くなる11月頃までで素材や色を変えて楽しみます。

9月は「単衣(ひとえ)」と呼ばれる裏地のない着物を着ますが、色は秋色を取り入れ始めます。深い紫、ボルドー、辛子色など、こっくりとした色味を選ぶと良いでしょう。柄には、菊、萩、紅葉、ブドウなどの秋の草花や実りを取り入れます。

本来のルールでは10月1日から「袷(あわせ)」という裏地付きの着物に衣替えとなります。しかし、近年の温暖化により、10月でも汗ばむ陽気になることが増えています。無理をして袷を着て体調を崩しては元も子もありません。気温が25度を超えるような日は、10月であっても「単衣」を着て調整しても構いません。現代では、ルールよりも気候に合わせた快適さが優先される傾向にあります。

本格的に寒くなってきたら、帯揚げや帯締めに、茶系やモスグリーンなどのアースカラーを使うと、全体が秋らしいシックな雰囲気に仕上がります。

寒さ対策も完璧な冬の着物コーディネート

冬の着物は、見た目の美しさはもちろんですが、防寒対策が必須です。首元、手首、足首の「3つの首」を温めることが快適に過ごすポイントです。

まず、アウターとして「羽織」や「着物用コート」を着用します。室内でも羽織ったままで良い羽織はカーディガン感覚で、コートは玄関先で脱ぐのがマナーです。首元にはファーのショールや大判のストールを巻きましょう。また、冬場は雨や雪への備えも重要です。大切な着物を守るために、撥水加工のされた「雨コート」や、草履の上から被せる「草履カバー」を用意しておくと安心です。

見えない部分での工夫も大切です。

  • インナー: 襟ぐりの開いた発熱素材の肌着を着用。
  • 足元: 足袋の下に「足袋用インナー(ハイソックスタイプ)」を履くか、発熱素材のレギンスを履く。
  • 手元: 肘まであるロンググローブ(手袋)で袖口からの隙間風を防ぐ。

冬は「重ね着」のおしゃれができる季節でもあります。ベルベット素材の足袋や、暖かみのある縮緬(ちりめん)素材の帯揚げなど、冬ならではの素材感を楽しんでくださいね。

年代別やシーンで選ぶ着物コーディネート

年代別やシーンで選ぶ着物コーディネート

私、今41歳。年甲斐もない…と言われそうなコーデをしてます。着物着てる年上の方々からは若手よ!!でも素敵だからもっと着て!!って言われますw似合うコーデというより好きな着方をしてるだけ。自由気ままに着てる姿を見て着てみたい!!って思ってくれた友人は何人かいます。(夫も安い着物を見つけたら着始めましたw)
あ、これはウールのアンサンブルです。丈が短いのでスカートや裾除け(ホムシュヘム)を着てカバーしてます。

40代に似合う大人の着物コーディネート

40代は、可愛らしさから大人の落ち着きへとシフトしていく過渡期です。若い頃に着ていた鮮やかなピンクや赤の着物が「なんだか似合わない」と感じ始めるのもこの時期かもしれません。

しかし、好きな色を諦める必要はありません。「色のトーン」と「面積」を調整すれば良いのです。例えば、ビビッドなピンクではなく、「灰桜(はいざくら)」のような少しグレーがかったくすみピンクを選んでみましょう。肌馴染みが良く、上品な甘さを演出できます。

また、この年代からは「素材の質」が重要になります。ペラペラの生地ではなく、地紋(じもん)と呼ばれる織り柄のある色無地や、風合いのある紬(つむぎ)など、素材そのものに力がある着物を纏うことで、大人の女性の品格が引き立ちます。特に一つ紋入りの色無地は、帯を変えるだけで慶弔両用からお茶会まで幅広く使えるため、40代からのワードローブにぜひ加えたい一着です。

50代からの上品な着物コーディネート

50代のコーディネートで意識したいのは、「引き算の美学」と「顔映り」です。柄で埋め尽くされた着物よりも、余白(無地場)の美しさを活かした付下げや、飛び柄の小紋がよく似合います。

年齢を重ねると肌のくすみが気になることがありますが、これを解消するのが「半衿」と「帯周り」の色使いです。真っ白な半衿はレフ板効果で顔色を明るく見せてくれます。また、帯揚げに淡い藤色やクリーム色などのきれいな色を差すことで、全体の印象がパッと華やぎます。

痛くない履き物選びとTPO

50代からは足元の快適さが重要ですが、TPOによる使い分けも必要です。結婚式などの礼装では「かかとの高さが5cm程度」の格式ある草履を選びます。一方、普段着や街歩きでは、かかとが低くクッション性の高いウレタン草履や、鼻緒が太めのものを選ぶと、足への負担が減り長時間歩いても疲れにくくなります。

気軽に楽しむ普段着の着物コーディネート

「着物=高価で手入れが大変」というイメージをお持ちかもしれませんが、普段着としての着物はもっと自由で気楽なものです。特に、木綿やウール、ポリエステル素材の着物は、自宅で洗えるものが多く、カフェ巡りや散歩に最適です。

普段着コーデでおすすめなのが「半幅帯(はんはばおび)」です。帯枕や帯揚げを使わずに結べるため、締め付けが少なく、長時間着ていても苦しくなりません。「文庫結び」や「カルタ結び」など、結び方のバリエーションも豊富で、後ろ姿に個性を出せます。

まずはリサイクル着物店やネットショップで、数千円の手頃な着物から始めてみてはいかがでしょうか。「汚しても大丈夫」という安心感があると、着物を着る回数が自然と増えていきますよ。

着物コーディネートをモダンに仕上げるコツ

最近は、伝統的なルールにとらわれない「和洋ミックス」や「大正ロマン」風のモダンな着こなしが注目されています。これは、着物をファッションとして楽しむための素晴らしい方法です。

例えば、草履の代わりにブーツを合わせてみましょう。足元が安定して歩きやすくなるだけでなく、雨の日でも裾の汚れを気にせずに済みます。また、長襦袢の代わりに、フリル付きのブラウスやタートルネックニットを着物の下に着るのも人気です。

帽子やベルト、大ぶりのイヤリングなど、洋服用のアクセサリーを大胆に取り入れるのも効果的です。特に、古い着物で「丈が短い(おはしょりが出ない)」という場合、スカートを下に合わせてプリーツを見せるスタイルなら、お直しなしでおしゃれに着こなせます。

自分らしい着物コーディネートを見つける

自分らしい着物コーディネートを見つける

私のコーデ術(そんな大したものでもないですけど…)
・好きな色を選ぶ(赤と黒が好き)
・好きな柄を探す(長着はシンプルな格子柄や幾何学模様みたいなのが好き、唯一薔薇が好きなのでこの長着は花柄)
・帯はポップな現代的な柄が好き
ただ気を付けないといけないのが、長着、帯、和装小物が全部同色になりがち…多分着物好きの人は陥りやすい気がします。オールマイティーに着れる人が羨ましいw
あと注意なのが、好きな色=似合う色とは限りません…。私ブルーも好きなので着用したら似合わない&病気がちの人に見えるんですよね。紺色はセーフでした。逆に言えば赤系の方が合うという事です。
そこが着物の難しさでもあります。気になる方は一度カラー診断をしてから着物選びをしてもいいかもしれませんね。あとは着物屋さんでアドバイスを貰うと大分楽に探せます。
誰かからの譲り受けた着物に合う小物を探すというのであれば写真を撮って店員さんに相談するとか、一番いいのは写真より実物を持ってきて相談するのがいいと思います。

ここまで様々なルールやテクニックをご紹介してきましたが、最終的に最も大切なのは「着ている本人が楽しんでいるか」ということです。鏡の前に立った時、自分の姿を見て心がときめくなら、それがあなたにとっての正解です。

最初はマナーやTPOを気にして「教科書通り」のコーディネートから入るのも良いでしょう。しかし、慣れてきたら、少しずつ「自分らしさ」を加えていってください。祖母から受け継いだ帯に、現代的な帯留めを合わせてみる。好きな映画のヒロインをイメージした配色に挑戦してみる。

そうした試行錯誤を繰り返す中で、あなただけの着物スタイルが確立されていきます。着物は、着れば着るほど身体に馴染み、着る人の内面を美しく映し出してくれる衣服です。ぜひ、自信を持って「着物のある生活」を楽しんでください。

まとめ

  • 結婚式での黒留袖は母親の装い、姉妹や叔母は色留袖もおすすめ
  • 40代以上のゲストの装いは振袖ではなく訪問着や色無地・付下げが上品
  • 礼装用の帯締めは平組を選び、草履もかかとの高いものを選ぶ
  • 訪問着や色無地は伊達衿を使うと顔まわりが華やかになる
  • 小紋は柄と帯のバランスでメリハリをつける
  • 色合わせは同系色ですっきりか反対色でモダンに決める
  • 9月は単衣、10月は袷が基本だが気温に合わせて柔軟に調整する
  • 冬は首・手首・足首を温め、雨コートなどの天候対策も忘れずに
  • 40代は色無地などの素材の良さで勝負し、質の高い着こなしを
  • 50代は引き算の美学と顔映りの良い小物使いを意識
  • 普段着には洗える木綿やウールが手軽でおすすめ
  • ブーツやブラウスを合わせた和洋ミックスも人気
  • 基本を知った上で自分らしい着こなしを楽しむことが大切
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